gracn’s blog

書籍紹介や身の回りのことについて書きます。今度こそ、書きます。

【書籍紹介】『ユダヤ人大富豪の教え』&『男の品格』&『トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す』

(自己啓発)

ユダヤ人大富豪の教え』本田健

呼んでばかりで実行が不足しているので、この本を機に普通の自己啓発本は暫く封印予定。(読み返しはあり)

ただ打ち止めにふさわしくよくできた自己啓発本。読み易いし皆さんにも一読をお薦めします。

 

著者が学生時代にアメリカで出会ったユダヤ人の富豪。共に過ごしながら伝授された内容がベース。(脚色あり)

①自分も先人に学び②実業を成功した③老人による④模擬演習つきの教えという設定が上手く出来ている。

ノウハウより考え方、金持ち成功者の心構えを説くが、安っぽくない広さと深さと落ち着きがある。

 

(偏った自己啓発)

『男の品格』川北義則

普通の自己啓発本を封印したため、変な自己啓発本を開封。(何故買ったか覚えていない)

ただamazonレビュー採点も低く、読むのも躊躇した割には、意外と面白かった。

特にお薦めはしませんが、どんな本も謙虚に読むと学ぶことは意外とあるもんだなあと再認識しました。

 

✓男は飲む打つ買うで遊んでなんぼ、ちゃんとやれば品格を帯びる(ただ全て同時は破滅するからダメ)

✓年間100万は遊べ (俺、これ余裕で達成しているけど、品格は…。)

✓すべての男性は女にもてるために活動している

✓男は媚びない(徒党を組まない)、愚痴らない(自分を憐みない)、えばらない(ただし、言いたいことははっきり言う)。まずは家族相手に始めてみる

 

 (ドイツ文学)

『トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す』トーマス・マン

高校生~大学1,2年のころはフランス、ドイツ文学は結構読んでました。

トーマス・マンもその一つですが、今読むと、う~ん?、と。

自分も俗っぽく(大人に?)なってしまったのかもしれません。

 

・トニオ・クレーゲルの粗筋

少年の頃、美しく人気者で自分にも優しい少年に憧れる
美しく可愛らしいが自分を蔑む少女に憧れる
作家になり名声を得たある日、そのまま大人になった二人を見かける
芸術とは低俗だが無邪気な美しさを持たない人間のためのもの

低俗で無邪気な美しさを持つもの(うえの二人のような人)には芸術は不要だと気付く

 

ヴェニスに死すの粗筋

厳格精緻な文章で名声を得た大作家
ヴェニス旅行でポーランド人の美しい少年に陶酔
ペスト蔓延るヴェニス滞在を延長
少年を眺め形式(と純粋?)の圧倒的な美を考える日々
段々妄想と行動がエスカレートしてストーカーとなり
ペストで死ぬ